投稿

6月, 2019の投稿を表示しています

For All Live Unto Him演奏に向けて

イメージ
最初に  Sandstrom氏の訃報 を聞いて、軽い感じの演奏会告知やれないな、と思ってしばらくブログ投稿を止めていましたが、やはり今回僕にとって'特別な意味のある'演奏会になるな、と思ったので、それだけは残しておこうと思い、ブログを書きます。    始めにですが、僕は中学校から合唱をやってきていて、気がついたら20年を超えてるんですが、 そのうちノースエコーで歌っているのは7年くらいになります。その間ほとんどコンクールの自由曲ではサンドストレーム作品を演奏してきています。更に遡ると大学の時も、3曲演奏しています。全部の楽譜を集めるとこんな感じになります。形やサイズが色々違うのが、今思うと面白いですね。 最初のSandstrom作品   最初に僕がサンドストレーム作品に触れたのは、Lobet den Hernで、2群合唱で、前半ひたすらLobetを連呼しまくる何というか、特殊な曲です…。と当時は思っていました。後々サンドストレーム作品を演奏する中で、あ、これが彼の作風なんだな。と気がつくまでは。  当時、僕は学指揮で2群合唱の片側の下降りを最初していました。今にして思えば、それが効率良かったのかやりやすかったのかはよく分かりませんが、メインの指揮者が合唱団の後方に立ち、サブの指揮者が1/2コーラスそれぞれの前に立ち、指揮をするという形でした。  なんでこんなことをやっていたかというと、この、Lobet den Hernと言う曲は、ミニマルミュージック的な感じでLobetを繰り返し歌うのですが、リズムが1/2コーラスそれぞれで全然違うんです。しかも、歌詞は前述の通りLobetしかないので、一度落ちると永遠に復帰できないと言う難解な曲だったのです。  当時、一生懸命法則性を見つけてまとめ、ABBA, ABBA, BAAB, BABA...と覚えたのを未だに覚えています。 Lobet den Hernの楽譜、下の方に規則性(AB)がひたすら書いてある   で、端的に言うと、当時この曲好きじゃありませんでした。と言うか、嫌いでした。"歌えるようになる"、"通せるようになる"という目標は立てられるし、それに向かって走るのは出来るんですが、何をどうしたら曲を理解したことになっ...

Sven-DavidSandström氏 死去のニュース

ご冥福をお祈りします。 Google 翻訳の転載が著作権的にOKなのかよくわからないのですが、自分がスマホからの翻訳に若干手間取ったので、載せておきます。 ニュースリンク 作曲家Sven-DavidSandström死去 スウェーデンの作曲家Sven-DavidSandströmは病気の期間の後に亡くなりました。 それはDagens Nyheterのために彼の妻Ann-Marie Lysellによって伝えられました。 彼は76歳でした。 月曜日の朝、Sven-DavidSandströmが肺がんのスイートに眠っていた時の時計は9.15でした。 Sven-DavidSandströmは60年代後半からクラシックの作曲家そして博士でした。DNによると、Sandströmは500以上の作品を作曲しました。 他のものの間で:「通り抜けて」(1972)、「すべての思い出から落ちた」(rekviem、1979)と「聖の情熱」ジョン」(2015)。 1993年にはJan Bergmanの "Hemresa"のための映画音楽も作曲しました。 Sandströmはストックホルム音楽大学で作曲を学び、その後彼は教授になりました。 2015年に彼はカールスタード大学で名誉博士に任命されました。

6/22 ノースエコーの演奏会の曲をちょっとだけ紹介します。Part2

6/22(土)は合唱団ノースエコーの演奏会 コーラスコレクション17 が開催されます。ということで、今回は、1stの曲を紹介しようと思います。 1stは、サンドストレーム作品ですが、委嘱曲では無く、ノースエコーが過去の全国大会で自由曲として歌った曲です。 ちなみに、ノースエコーが過去に歌った作品は、 こちら から見ることが出来ます。 1曲目は、"A New Song of Love"で、2017年の全国大会で歌いました。この時は池袋の東京芸術劇場大ホールで歌いました。大都会でしたね。後ろに立派なパイプオルガンがあって、パイプと共鳴して謎倍音が出る疑惑が当時話題になりました。(一部だけか?) この曲は曲名の通り、"愛の歌"なんですが、愛のやりとりを終始、男声合唱と女声合唱のやりとりによって表現しています。サンドストレーム作品の中では、比較的歌詞が全面に押し出されていて歌曲的な楽しみ方も出来る中に、サンドストレームならではのフレーズの抑揚や和音進行が楽しめる曲になっています。普段混声合唱団としてやっているノースエコーの男声合唱、女声合唱それぞれが聴けるのも魅力なのでは無いかと思います。 2曲目は、"The Lord's Prayer"と言う曲です。 2018年11月25日、北海道のKitaraで演奏しました。ホントにホントにどうでも良いことですが、金曜日雪が降ってからの土曜日晴天により、道路の至る所がツルリンポイントになっていて、団員の中でも滑って怪我したマンが大量発生する、と言う危険なコンクールでした。雪道の基本は低重心でゆっくり歩く。です。 この曲は、1曲目と違い、ほぼ全編にわたりポリフォニックな作りで、As-Durから始まるテーマが美しいサンドストレーム作品や近年の合唱コンクールで自由曲に選ばれる曲の中では比較的正当な"合唱曲"って感じの曲です。そんな中でも、1曲目同様のサンドストレームらしい和音やフレーズ感が織り込まれています。 たまたま、なのかは分かりませんが、この二曲はどちらも2009年の作品で、同じ時期に作られた曲なのですが、比較的近い世界観を別のアプローチで表現されている二曲を比較して聴けるのも面白いかなと思います。 と言う...