Google Analyticsを始めて1年たったのでアクセス解析してみた①

Google Analyticsでなんちゃってビッグデータ解析

昨年、弊団のHPにGoogle Analyticsの追跡タグを埋め込みまして、アクセスが追えるようになりました。最初は面白半分で毎日アクセスログを見てましたが、最近はそれほどでした。

2017年も終わりなので、今年1年のデータから見えることの解析と、来年のサイト更新の方針を考えていこうかと思います。

ユーザーサマリー

 ビッグデータ解析と言っても、機械学習とかAIとかそういうものにいきなり手は出しません。というか実際、古典統計学や高校数学で分かる程度の分析がとても大事なのです。 ということで、単純にアクセス数の推移を見ます。ユーザー>概要を見ると、日毎のアクセス数が見れます。右上の期間を調整して、1年間分のデータを一つのグラフにまとめてみました。
 上のグラフを見ると、最大で一日に140アクセス程度、少ない日でも20アクセス程度トラフィックがあることがわかります。
 ここからわかることは、サーバーの能力として、一日140アクセスに耐えられる程度のサーバーがあれば良い、ということです。うちは団員専用ページ(Analyticsで追えない)があって、そこからファイルダウンロードなども出来るので、単純には言えませんがその辺のワンコインサーバーでも余裕で耐えられるトラフィックなんだな、ということになります。



  先ほどのグラフだと分かるようで分からないので、主なイベントを追記してみました。ここから分かることは、
①最大アクセスは3/5の演奏会、それまでは比較的高水準でアクセス数が推移している。 
②9月と11月の大会の時にアクセスが伸びている。

ということです。さて、ここから考察と今後の作戦ですが、

①からは、演奏会に向けて、HPが演奏会の予定や時間・場所などを確認するために活用されているっぽい、と推察することができます。ですので、演奏会の告知ページなどの整備はとても重要であり、見やすく、また必要十分なページ構成にしていく必要があります。
②の情報と、後で触れますが、中部大会の時は石川から、全国大会の時は関東圏からのアクセスが伸びているという事実と合わせて、どうやらコンクールの際には、「第二のパンフレット」として、サイトが利用されているようだ、ということがわかります。ですので、団のプロフィールや、演奏する曲の情報などを細かく載せることで、演奏に対してより深く入り込んでもらえる環境を作ることができるのではないか、と推察できます。現実としては曲紹介などのページは作っていないので、期待に沿えなかったのではないかと反省しています。
 ちなみに、OS毎のアクセス数の分布は下記の表の通りでした。

 実は、去年のHP改修は、元々フレームで構成されていたものを、html5+CSSでモバイル対応させるという目的が一番大きかったのですが、モバイルからのアクセスが60%を超えているところを見ると、 やってよかったな、と思います。


行動の分析

 行動>行動フローを見ると、ユーザーがサイト内でどのようなページ遷移をしているか見ることができます。


 この情報から、「設計したとおりにユーザーがサイト内を見れているか?」を確認することができます。ちなみに、入団検討している方に見てほしいページが下の図の赤枠で示した部分になります。


 団員募集のページを訪れた人の半分がメンバーデータ(団員のプロフィールアンケート結果)ページに移動してくれていて、想定していた遷移が実現していることが分かります。
 この割合が極端に低い場合は、リンクの表示位置などを再検討する必要があるということになります。

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