文化庁から、「文化芸術に関わる全ての皆様へ」
文化庁長官から、メッセージが公開されました。
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まるっとコピーをするのはまずいと思いますが、大事なところだけ。
文化庁に設置した感染症対策のアドバイザリーボードの提言では、クラシックコンサート・演劇等の公演は、観客が大声で歓声、声援等を行うものではないため、観客席における飛沫の発生は少なく、感染拡大のリスクは低いとされています。これらの公演については、消毒や換気、検温、マスク着用の徹底はもちろん、観客席で大声を出さないことの周知徹底を行い、入退場時やトイレ等での密が発生しないための措置の実施や感染防止策を行ったエリア以外での飲食の制限、公演前後の練習や楽屋等での対策等を業種別ガイドラインに基づき行えば、リスクを最小限にしながら実施することが可能です。
とのことです。
我々の合唱団でも、対策をしっかりと行いながら活動を続けていければなと思います。
これで驚いたのは、
「クラシック音楽・鑑賞に伴う飛沫感染リスク検証実験報告書」(2020年7月クラシック音楽公演運営推進協議会日本管打・吹奏楽学会)
と言うのがあったことです。普段そんなに色々チェックしているわけではないのですが、初めて知りました。
結果はこちら
こんな感じでパーティクルカウンターを配置して
ソリストが歌ったところ、こんな感じの結果になったそうです。
この粒子数は客席にいる人が声を出した時の10-20倍だそうなので、とても多いのですが、あまり遠くまで飛散しないことが分かるので、合唱をするとしても前後の距離を取れば良いことがわかります。また、前方だけなので、(合唱)マスクをすることでかなりの対策が出来るのではないかな。と思います。
合わせて、観客(客席)での感染のリスクについても評価されています。
観客がマスクをしていれば、飛沫の飛散距離的には、一席空けていても隣接していても特にリスクは変わらないであろうことが示唆されています。
上記はあくまで直接の飛散の結果ですので、換気が充分にされていなくて空間にウイルスが舞っているような状態は考慮されていない。とは言え、正しくリスク管理をすれば、音楽活動を続けられる1つの根拠になるのではないでしょうか。
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